畳の上で踊るという事〜現場で感じた「身体のリアル」〜


今月から、エコプレッションさんの舞台サポートに入らせていただいています。
今回の現場も、いつもながらの独特な環境。
畳の上で踊る稽古場、手をあげれば天井が届く、狭い地下のリハーサル室、外の小さな工房…。
どれも日常のステージとはまったく違う条件です。
たとえば、畳の上では足元がつるつると滑り、
一歩ごとに微妙なバランスを取りながら動く必要があります。
下半身、とくに足首やすね周りは、想像以上の負担を受けています。
踊るたびに生まれる“張り”や“違和感”を、限られた時間でどう整えるか——
そこに僕たちの仕事の本質があります。
舞台と舞台の合間、ほんの数分でも、
身体が軽くなり、呼吸が通る瞬間をつくること。
それが、次の一歩をより確かなものにしてくれる。
サポートを通して改めて感じるのは、
「踊る身体を支えること」は、「表現を支えること」そのものだということです。
これからも、現場の一つひとつを丁寧に見つめながら、
ネクターンとして“動ける身体づくり”をサポートしていきたいと思います。
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※写真は実際のサポート風景です。
それぞれの場で感じる空気や緊張感が伝わると嬉しいです。


